映画「シルミド」

2007.10.16 03:57|韓国映画
一ヶ月ほど前「シルミド」をDVDでみてレビューを書かないままだったのを、先日、ホ・ジュノの記事を書いていて思い出しました。
シルミド
有名な映画だし、カン・ウソク監督の他の映画も面白く観たし、好きなカン・ソンジンやチョン・ジェヨンも出ているし~と、ずっと関心はあったのですが、どうにも勇気がなくてずっとみるのを先伸ばしにしてた作品。

おそるおそる見たのですが……
意外や意外!これが非常に面白かった!
☆☆☆☆

こういう映画が大丈夫なんだ!と自分自身にびっくりしたくらい。

悲惨な実話を元にしてるので面白いというと語弊があるのかもしれないですが、実際の事件をもとにしたという意味では同じだけれど、最近のヒット作「華麗なる休暇」よりも、私には「シルミド」のほうがずっと深く胸にのこりました。

あらすじはこちら
このあらすじの通り、まったく救いのないストーリーです。
出演者は、なにしろ誰が主役かわからないくらい、すごいメンツ。
北朝鮮へ送られるべく訓練される囚人たちが、ソル・ギョング、チョン・ジェヨン、カン・シニル カン・ソンジン オム・テウンなど。
訓練する空軍側がアン・ソンギ、ホ・ジュノ
 
群像劇なのですが、ひとりひとりのキャラがクッキリ描かれているのですごくわかりやすかった。
とにもかくにも、ソル・ギョングが圧倒的でした。
父親が北朝鮮への亡命者だったために、母とふたり、社会のなかで差別され迫害されて青春時代を生き、結局ヤクザになるしかなかった一本気な男が、死刑囚となり、シルミドで生きる目的(金日成暗殺!)を見いだすという役柄を、ファナティックに演じてます。
彼と訓練中に対立する、根っからのやくざもののチョン・ジェヨンとの明暗ともいえるような対照的なキャラ設定もよかった。

囚人たちに無茶な訓練をする鬼将校役のホ・ジュノ
しかし、最後は、見捨てられそうになる彼らを救おうとするのは彼だけだったわけで、これもホ・ジュノにしかできないような役柄でした。

好きなカン・ソンジン、彼はケガをしたため脱落しそうになるところを、回りのみなが彼を炊事兵にすることで救うエピソード、この映画のなかの数少ないほっとする場面でした。

こんな極端な設定の、極端に熱くて悲惨な男達の話を描いて、リアリティを失わないというところが、この監督の力業なんでしょうか、感心しつつ、ひたすら圧倒されました。

印象で、苦手~と食わず嫌いをしてると、評価の高い映画はやっぱり観ないとソンすることがありますね。^^
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Comment

オム・テウン

こんばんは
オム・テウンが出演しているとはしりませんでした。
ドラマ「白夜」の時代を調べた時に北からの暗殺未遂事件があったからこれらの組織が結成されたと知りました。
今も昔も政治によって翻弄されてしまうことがはっきりと描写されていましたし、これが現実に起こったというのも残念です。
「天国の階段」が撮影された島のすぐ隣で(干潮時に陸続きになる)脱走した兵士が行ったのもその島(ムイド)のことのようです。
そんな孤島も今は海を挟んですぐ近くにある(別の二つの島を埋め立てて造成した)
仁川国際空港の飛行機が見えるというのも時代の流れを感じます。

圧巻でした

おおー、「シルミド」が登場ならば、出てこなくては~(笑)。好き嫌い以前に、とても良い作品だと思いました。

この作品は食わず嫌いになってしまいがちですよね。韓流の対極にあるような作品ですもの。テーマはシリアスすぎるし、女っ気ないし、キャスティングも演技力重視の布陣だし。カン・ウソク監督は、演技のできる人しか入れなかったそうで、何人もの某スターアイドル(誰かは不明)から是非出演したいと言われたそうですが、断ったそうです。まぁ、ウソク監督のお気に入り俳優勢揃いとも言えますが(笑)。

これ、日本語字幕コメンタリー付きでご覧になりましたか? かなり面白かったです(笑)。

エキセントリック

SOPHILさん、
>政治によって翻弄…
ほんとに、こんなことがほんとに起きたのか?!と思うような出来事が韓国の政治史にはあまりにも多い気がします。テロだの暗殺だの。
お話のとおりだと仁川空港に着陸するときにシルミドが見えるということなんですね。i-183

オム・テウン、このなかでは大きな役ではなかったですが、すぐに発火するタイプの囚人の若者役でした。
映画ではエキセントリックな役柄が多いですね。私が見たのはこれと「公共の敵2」と「家族の誕生」だけですが。
あ、そういえば、ドラマの怪傑春香でもストーカー的な役柄でした。i-238「復活」では笑うと人のよさそうな感じだったのに。^^;


次回作、キダリッケヨ~。

lotusrubyさん、
この映画イタそうで敬遠してました。v-391
でも、ベタなメロも大好きなんですが、実は、女っ気なし映画、わりかし好きなんです。v-398
男の友情、っていうのにヨワいもので。この映画が「男の友情」モノというカテゴリーかどうかはよくわかりませんが。(笑)
みんなあまりにも上手くて濃くて、アンソンギ先生さえ、霞んでしまったような~あの部隊長はちょっと損な役回りでしたね。

チョン・ジェヨン、知的なのに、どうしてこういう知性のカケラもなさそうなやくざの役が上手いんでしょうね~。不思議な俳優さんです。

こんどは公共の敵1.5で再会できますね、監督&ツートップv-347の最強トリオ!楽しみです~♪
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★★ 「秘密の森」が終わってしまい、このあとはイ・ヨニの「再会した世界」を見るつもりです。わりあい評判が良さそうなので。 ★★ ★♪ここへのコメントのかたはこちらをクリック♪

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